ペット(犬や猫)の排泄物も家庭ゴミ!
この家庭ゴミを減らす事は出来るのか?コンポストを使って自宅での処理実験をしてみます。
※ウンチ写真が登場するので、見たくない人は当ページから離れてください。

最近ふと『犬のウンチを自分の家で処理できたら・・・』と、思うようになりました。持続可能なやり方を見つけられたら面白いな~と。勿論、ネットで調べれば色々とやり方が紹介されていると思うのですが、自分なりの考えで実験・検証してみたいと思います。
まず最初に、我が家の犬(マルチーズ・名前Sunny)の1日2回分のウンチの重さを計ってみることに。
- 1日2回分: 約60g/1日
- 365日分なら: 60g × 365日 = 21,900g (約22KG/1年)
小型犬だとしても1年のウンチの量は22キログラムもある事にビックリしました。と同時に、実験に向けて謎に気合が入る(笑)。

ペットのフン処理は『燃えるゴミとして出す・庭の土に埋める・トイレに流す』のどれかで処分するのが一般的のようです。我が家は燃えるゴミとして週2回ゴミ捨て場へ出すという事を普段行っています。
目次 :
犬のウンチは燃えるゴミ扱い
我が家では朝・晩の2回、犬の散歩に行って、縄張りチェックとトイレを済ませてもらってます。で、鎌倉に住んでいた時も、今現在住んでいる逗子も犬のフンは燃えるゴミの日に出す事になっています。今まで当たり前のように市が指定するゴミ出し場へ他の燃えるゴミと一緒に出していました。
ペットのウンチが燃えるゴミ?
普通に考えて、犬のウンチは燃えにくいだろ!?って思いませんか?乾燥している訳じゃないので、その湿気があるウンチを燃やす為には化石燃料が必要になるって事で。それは何か燃料の無駄遣いというか、勿論予算も無駄遣い、無駄にCO2を排出しているような気がします。別に燃やさなくても別のやり方で処理出来るよね。土中バクテリアに分解させる、ミミズにも分解させる。我が家で出来る事としては、犬のウンチも裏庭でやっているコンポストの要領でDIY処理が出来る気がします。
トイレに犬のウンチを流してはいけない?
犬の散歩を終えたら、家に帰ってきた際にトイレで犬のウンチを流せば良いのでは?と思った事がありました。でも、嫁っちが言うには『ウンチに小石が付いている事があり、それを下水で流すと良くない。犬のフンは下水管に詰まる事もある』らしいです。そして恐らく市町村の下水マニュアルにも、そのような事が注意点として記載されているかもしれません。
僕が住んでいる神奈川県湘南エリア(鎌倉・逗子)では、犬のウンチを下水で流す行為は推奨していないようなので、ご注意ください!近場の横浜市はトイレに犬のフンを流すのは大丈夫と市役所のHP(ごみと資源物の出し方一覧表)に記載あり。地域によっては犬のウンチをトイレで流す事をOKとしている所もあるようです。役所などに聞いてみるのがお勧めです。
まずは犬の糞を処理する実験を行う
いつも使っているミミズコンポストへ犬のウンチを入れるのは悪い気がしたので、この実験専用の処理ケースを用意しました。
- 使ってなかったプランター(植木鉢)をウンチ処理のケースとして使う
- 蓋をして密閉はせず、不織布シートを数枚重ねて、通気性を良くし実験する
- 処理ケース内には腐葉土とシマミミズを入れる
- 投入するウンチは我が家のSunnyのブツを使う
上記のような簡単な実験を行います。
重要:コストはなるべくかけず低価格で処理実験をする
- 10万円もする専用機械は購入しない
- 電気を使わず運用出来る事をやりたい
- 出来れば家にある資材を活用したい
- 必要であればダイソーなどの百均の店で資材を揃える

極論から言うと、僕はこの実験を始めるにあたり「0円」でスタートする事が出来ました。何故なら必要な資材は既に家にあったからです。でも、全く何も持っていない人が同じ資材を集めるとすると以下のようなコストが必要と思います。
- 大きいサイズのプランター: おおよそ1000円
- 不織布シート: ダイソーで110円
- 不織布シートをとめる紐・ゴム: ダイソーで110円
- シマミミズ200匹: 3000円ぐらいでしょうか
- 腐葉土10L: おおよそ1000円
合計: 約5200円
コスト削減プラン:
- プランターが無ければ段ボールに45Lサイズぐらいのポリ袋を2枚入れて使用: 袋代ダイソーで110円
- 不織布シート: これはダイソーで買いましょう: 110円
- 不織布シートをとめる紐・ゴム: 家にある紐・テープなどを使う: 0円
- シマミミズ200匹: 約3000円
- 腐葉土10L: 市の無料配布を頂く・ボランティア掃除で頂く: 0円
合計:約3200円
容器は大きめのバケツ、使っていない衣装ケース、段ボールの中にポリ袋、などで殆どお金をかけずに用意できると思います。資材はダイソーでもある程度揃うので助かります。シマミミズは重要な役目をはたす生き物なので、ちゃんと「シマミミズ」を入手しましょう。その辺の土を掘って出てくるドバミミズでは処理が難しいかと思います。
犬の餌はどんな原材料か
我が家の犬が食べているフードの成分を調べたところ「タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン系」で出来ているようです。

勝手なイメージとしては鶏肉・豚脂・穀類・サプリとか、そんな感じの物で作られているのかなと想像します。缶フードは与えないので、ドライフードが主食。茹でたササミ肉も毎日少しだけ与えてます。と言う事は、それらを消化した物・消化しきれなかった残が排出されていると予想します。野菜クズとは異なり、肉系の栄養価が高い残が含まれている訳ですが、この残が土中バクテリアの分解、シマミミズが好むのか?は不明です。これを燃やすゴミとして出すのではなく、自宅で分解処理してみたいと思います。
処理実験を試す
ご協力頂くのは我が家のワンコ。小型犬なので、ブツも小型です 😮

数日分のうんちをKeepし、実験用のミミズコンポスター(単なるプランター)へ投入します。

底面はガムテープで塞いでるのでバケツみたいな感じ。
この丸いプランターを上から見て左上・右上・左下・右下と4区画分けして考え、排せつ物を深く埋めていきます。

僕の場合、2,3日分を一度に埋めました。1区画1週間分のフンを埋めるという事は、この容器で4週間分の糞を入れる事が出来ます。
フタはせず、Open Airタイプのコンポスターにし、不織布をカバーとして使い害虫の侵入を防止します。ゴム紐で不織布をとめるとズレ落ちません。

この実験用コンポスターの中には約200匹のシマミミズが入っていて、床材は腐葉土です。投入したウンチの上にスプーン1杯程度の米ぬかをかけて、周辺の土(腐葉土)とよく混ぜて、最後に約5cmほどの土をかけて処理期間に入ります。

▼ 1/26/2026追記:
約2カ月経ってウンチ処理はどーなった?
10月末からスタートし、およそ11月まるまるかけて4週分の犬のウンチを処理ケースへ投入しました。12月は一切ウンチの投入をせず、一度水分を足したぐらいで、後は物置内で放置していました。10日に一度は開けて、中の様子をチェックする事はしました。(処理ケース内の土を掘る事はせず)
寒い時期だからか?コバエ、うじ虫といった害虫の発生は一切無く、不快な事にはなりませんでした。夏時期に同じ実験をしたら別の結果かもしれません。
投入したウンチの殆どは分解され消えた
下の写真は2週分のウンチを投入した場所(全体の半分)の上から5cm程の土を抜いた時の様子です。黄色っぽいウンチと白色のトイレットペーパーが見当たりません。そして無臭です。土中バクテリアが分解処理したかもしれないし、一緒にシマミミズが犬の糞を処理したと思います。というのは、ミミズ達は糞を埋めて置いた場所に多く存在していました。

この処理実験で分かった事:
- シマミミズは犬の糞と一緒に2カ月居ても、死滅する事はない
- シマミミズの色が強い赤色に見えた、しま模様が強く出ているように見えた
- 糞を入れた容器の土は悪臭がしない(冬場2カ月経過時点の話)
- 僕が使用した大きめのプランター1つで、我が家の犬の1ヵ月分の糞を処理出来る様子
面白い結果ですね。本腰を入れてやれば、毎週出していた犬の糞の燃えるゴミを100%我が家で処理する事が出来そうです。しかも難しい事は何一つなく、電気も使わず、土中バクテリアとミミズだけのシンプルな処理方法で、犬の糞を処理出来るという事。これまた年間通して行えば、結構な燃えるゴミ処分量を自宅で燃やさず処理出来そう。
ウンチ話で笑いを取ろうなんて考えていなく、どーやったら無理せず続けられる処理が出来るか?を実験を通じて模索しています。
一部処理が終わっていない箇所がある
全体的に掘ってみて2か所、分解処理がうまく出来ていない(他の場所に比べてまだ処理が終わっていない)箇所がありました。別に、処理に時間がかかっているからといって、問題が発生している訳ではありません。もう2,3週間もすれば土中に消えていくと思います。貴重な実験結果なので、スコップでほじって『何故、ここだけ処理の進み具合が遅いのか?』を確認してみました。ちなみにこのウンチも臭くないです。既に発酵しているのか?分かりませんが、見た目はまーまーフレッシュにもかかわらず無臭に近いです。不快な臭いはしませんでした。(冬場だからかもしれません)

ウンチを包んでいたトイレットペーパー、ティッシュが処理遅延を起こす
上記写真の2か所をスコップでほじって分かった事は、このウンチ自体がつい最近までティッシュで包まれていたようです。僕は犬の散歩の際にティッシュペーパーかトイレットペーパーで、ウンチを掴み(消臭袋で掴む)ます。

学び:ウンチ投入の仕方改善案
次回からウンチを投入する際は、ペーパーで包まれた状態で投入するのではなく、程よくほどけた状態で投入する事にします。
- ✖ ティッシュに包まれた状態のウンチを投入
- 〇 ティッシュからウンチを外した感じで投入する
注意点を考える:自宅でペットの糞を処理
実験開始から2カ月が経ち、我が家のマルチーズ(約4kg)が出すウンチは自宅で処理出来る事が分かりました。でもこれは冬時期だから害虫などの問題が発生せず処理できた可能性があります。これから春・夏と気温が上がってくる時期は虫も菌類も活発になるし、冬とは異なる環境になるのは間違いありません。気温が上がる時期でも自宅で犬のフンを処理できるように、注意点を今のうちから考えておこうと思います。

注意点:害虫発生対策
- 犬がフンをして一瞬でもハエが付いた場合はコンポストへ投入しない → うじ虫対策
- コンポストへフンを投入する際は、バケツの様な底・横に穴がないものを使用し、害虫侵入を防ぐ。そしてコンポストへ埋める際は深さ5cmぐらいの箇所へ埋め、上部は土(床材)でカバーし、匂いが出にくくする。
- コンポストは密閉型が良いのか?不織布を数枚重ねたカバー(通気性あり)が良いのか?は今後も注意しながら試す。
- コンポスト内に害虫を見かけたら、直ぐに逃がす・カバーを厳重にする等の対策を行う
- コンポスト容器は物置内でキープし、直射日光が当たらないようにする。そして害虫が寄りにくいように、物置のドアを閉める。
注意点:分解処理の時間短縮の為に
- ティッシュ・トイレットペーパーで包まれた状態でコンポストへ投入しない → 投入の際にペーパーからフンを出して投下する。
- 糞を投入したら周りの土(床材)とよく混ぜ、最下部・中部へ埋めるようにする。上部は土で5cm程覆う。
- 土中バクテリアを活発にさせる為にスプーン1杯程度の米ぬかを撒き、土とよく混ぜる。
今のところ僕が思いつく注意点はこんな感じです。また何か思いついたら追記します。
メリット:自宅でペットのウンチを処理する良い点
- 燃やすゴミを減らす事ができる
- 微々たる事だけどエコな環境を実現できる
- 堆肥に出来れば植物栽培の土として活用出来る
- 我が家の成功事例が他の誰かの家で同じ取り組みをする際に役立つかもしれない
デメリット:自宅でペットのフンを処理する難しい点・気を付ける事など
- 処理の際に害虫が集まる可能性があるので、注意して処理分解を行う必要がある
- 家族から理解を得られるかは不明(笑)
- 気温が高い時期は腐敗臭や汚物臭が強くなるかもしれない(引き続き実験を続けて改善策を考える)
2026年、犬のウンチ処理を目的としたミミズコンポスターを本格的に始める
まだ1月は寒い時期なので、僕もミミズもそんなに活発に動かない時期です。もう少し気温が上がってきたら、犬のウンチ処理専用のミミズコンポストを始めたいと思います。これも立派な燃えるゴミ!この燃えるゴミを自宅で処理できたら最高です。
つづく…
投稿者プロフィール

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神奈川県の小さな田舎町在住|出身:青森県|79年生|趣味:カヤックで釣り・ランニング・家庭菜園・DIYなど
「みんなのコンポスト」というサイト名なのに、僕個人がサイト内容を書いてます(笑)。質問ページやBlogへのコメントはメールアドレス不要で書けるように設定しているので、気軽にコメント頂けると嬉しいです。
同じくコンポストで悪戦苦闘している方や、上手に運用出来ていて経験値をお持ちの方、両方の方々の情報をこのサイトに少しずつ集めていきたいというのがサイトの趣旨です。
ミミズコンポスト1年生、どうぞよろしくお願いします 😮
● 面白そうなのでヨシへメールを送ってみる
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